フィラリア予防薬の種類と選び方。飲み薬・スポット・注射の違いと、飲ませ忘れたとき

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この記事のポイント

  • フィラリア予防薬には、月1回の飲み薬(錠剤・チュアブル)、月1回のスポット薬、年1回の注射があります。
  • 製品によっては、ノミ・ダニやお腹の寄生虫も一緒に防げます。どれを使うかは、体質や生活に合わせて獣医師と決めます。
  • 薬の量は体重で決まるので、去年の余りをそのまま使わないようにします。
  • 飲ませ忘れたら、いつ飲ませたかを確認して動物病院に相談します。長く空いたときに検査なしで飲ませるのは危険なことがあります。

フィラリア予防薬は、蚊を寄せつける・寄せつけないという薬ではなく、蚊に刺されて体に入った幼虫を、心臓や肺の血管にたどり着く前に駆除する薬です。そのため、決まった間隔で続けることが大切です。ここでは、予防薬の種類と選ぶときの考え方、飲ませ忘れたときの対応を、動物病院の解説をもとにまとめます。投薬の開始月と終了月はフィラリア予防の期間で解説しています。

予防薬の種類

タイプ頻度向いている点注意点
飲み薬(錠剤・チュアブル)月1回おやつのように与えられる。お腹の寄生虫やノミ・ダニも防げる製品がある食べムラがあると残すことがある。すぐ吐いたときは効果が十分でないことがある
スポット薬(首の後ろに垂らす)月1回飲み薬が苦手な犬でも使いやすい。ノミ・ダニも防げる製品が多い乾くまで触らない。シャンプーのタイミングに注意する
注射年1回(動物病院)毎月の投薬が要らず、飲ませ忘れの心配がない費用は高めの傾向。副反応の可能性があるので事前に相談する

選ぶときに獣医師に伝えたいこと

  • 生活環境:散歩の回数、水辺や草むらに行くか、室内中心か
  • 防ぎたいもの:フィラリアだけか、ノミ・マダニやお腹の寄生虫も一緒か(マダニ対策)
  • 与えやすさ:おやつを食べるか、薬を吐きやすいか、毎月忘れずに続けられるか
  • 体重と犬種、持病、飲んでいる薬:薬の量は体重で決まります。コリー系など、一部の薬で慎重な判断が必要な犬種もあります。

飲ませ忘れたとき

まず「いつ飲ませたか」「何回忘れたか」「去年はいつまで飲ませたか」「体重は変わっていないか」を確認して、動物病院に相談します。

  • 1回、1か月ほどの遅れ:まるお動物病院の解説では、気づいた時点で再開し、月1回を続けるとしています。感染しても、すぐの検査では分かりません。翌年の開始前に検査します。
  • 何か月も空いた、去年の予防が途中で終わった、予防歴が分からない:すでに成虫がいる可能性があります。その状態で薬を飲ませると強い反応が起こることがあるので、検査なしで飲ませないでください。余っていた薬や個人輸入の薬を自己判断で使うのも避けます。

飲ませ忘れを防ぐには、毎月の投薬日をカレンダーに入れておくと確実です。予防カレンダーで作った予定は、カレンダーアプリに登録できます。

出典

よくある質問

ノミ・ダニとフィラリアを1つの薬で予防できますか?

飲み薬やスポット薬の中には、フィラリアとノミ・ダニをまとめて予防できる製品があります。製品ごとに対象が違うので、何を防ぎたいかを獣医師に伝えて選んでください。

フィラリアの薬を1回飲ませ忘れました。どうすればいいですか?

いつ飲ませたか、何回忘れたか、体重が変わっていないかを確認して、動物病院に相談してください。まるお動物病院の解説では、1回や1か月ほどの遅れなら再開し、翌年の開始前に検査することを勧めています。何か月も空いた場合は、検査なしで飲ませないでください。

室内飼いでもフィラリア予防は必要ですか?

蚊は窓や玄関から室内に入ることがあるため、室内飼いでも予防が勧められています。

去年余った薬を使ってもいいですか?

薬の量は体重で決まるので、そのまま使えるとは限りません。成長した子犬や体重が変わった犬は特に、使う前に動物病院に確認してください。